皇なつき先生の絵を初めて見たのは、光栄(現:コーエー)の「爆笑三国志」の中の
イラストでした。 もう、すぐにファンになりましたね。
繊細でいて存在感があり、それでいて歴史物の絵としての格も備わっている。と、
エラソーに言うとこんな感じでしたね。
で、この絵を描いている人のコミックがあると知ったときはすぐに集めました。
(確か当時は五冊目の「黄土の旗幟のもと」が出た頃でした、初めて買った単行本は
「北京伶人抄」でしたね。)
さて「花情曲」、この本の中で自分が一番好きな話はズバリ二話目の「胡蝶至春園」
です。
愛華の口癖(?)『小混蛋(おばかさん)』がいいですね。
対して『なあんだ・・・やたらからんできたくせに、もうついて来ないのか。』とちぐはぐな
感情に戸惑う如春クン。
あー、歴史ティストばりばりなのに少女マンガだなぁ・・・。
クライマックス、愛華の領巾に書いたメッセージを待春姉に見られまいと、頬を赤らめて
体で隠すその姿には思わず、微笑ましさをおぼえてしまいますね。
ハッピーエンドの『花情曲』、切ない別れの『胡蝶至春園』、遠くお互いを想い合うことに
なった『虎嘯』、二人して来世での幸福を願い共に死した『蛇姫御殿』。
うーん、総じて見るとこの本ってあらゆる結末の恋愛話をえがいてあるんですよねぇ。
・・・宮子はかなりの正統派ヒロインな感じはしますが、なんかどっか怖いと思うのは
自分だけですかね?
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